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それぞれの楽曲に合わせて選択されたそれぞれのオルガンが見せる様々な表情、楽器ごとの魅力的な個性、演奏家・伊藤園子の歌うような演奏、まだ知らぬ聖歌…なにより、まさかこの情報化の時代にこんなに素朴で力強く魅力的な音楽と出会えるとは。リードオルガンの再発見は2018年最大の衝撃だ。

――鈴木りゅうた(音楽ライター。「Jazz Japan」年間Award選考委員)

重なりあう音の奥で、ペダルがいきつもどりつしている。足踏みオルガンのなかの空気袋は、歌をとぎらせないようにちぢんだりふくらんだりをくりかえす。これほど愛らしく、ささやかな音楽を聴いたのはいつぶりだろうか。

――三品輝起(Gallery FALL)